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2019.04.12

出雲の「荒木福祉・安全だより」に寄稿しました【島根】

桜が咲き、春風の心地よい季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか。

このたび、出雲の荒木地区福祉・安全推進協議会様よりご依頼をいただき、広報誌「荒木福祉・安全だより」に小規模多機能センター&グループホーム出雲施設長の永島の寄稿が掲載されました。

荒木の地域住民同士の関わり合いや、福祉事業所として出来る取り組みなど、普段の思いを綴らせていただいております。

(記事より抜粋)
「…昨年の11月18日に、荒木コミセンにて認知症サポーター養成講座を開催させて頂きました。

講座では①認知症という病気について ②認知症の症状、対応について ③認知症の方の気持ちの理解 ④認知症になっても安心して暮らせる地域作りなどのお話をしました。

一方で、ご近所との付き合いが希薄になってきているこの時代に、互いに支えあい、安心して暮らせる地域作りはそう簡単ではないなと感じることもあります。

このような地域を作っていくために何が必要なんだろうと考える時に、頭の中にいつも流れる歌があります。

♪とんとんとんからりと 隣組♪

隣近所みんなで支えあう!困った時はお互いさま!のこの歌が私は大好きです。

私が小さい頃、学校から帰ると毎日誰かがお茶飲みに来ていました。

テーブルにはお茶ぐちと呼ばれる夕ご飯のおかずのような煮しめもずらり・・。

いざ夕飯になると『腹がふとて・・』と言う祖母を横目で見ながら『そりゃそげだわね』と何度思ったことか・・。

今思えばあのお茶のみの時間が安心して暮らせる地域作りの土台であり、今後目指していく地域包括ケアシステムに必要な地域との関わり方だったように思います。

サンキ・ウエルビィは“福祉事業を通じて地域社会に貢献する”という企業理念を掲げています。

サポーター養成講座の開催や、地域清掃、秋祭りなどの活動を今後も継続し、“ご縁作り、きっかけ作り、場作り”を大切にしていきたいと思います。

そして、一人でも多くの方が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最期まで続けられるよう

♪知らせられたり知らせたり、教えられたり教えたり、助けられたり助けたり、まとめられたりまとめたり♪

と、地域の皆さまと一緒に隣組のような地域作りを目指していけたらと思います。

最後に、ここ北荒木の地で仕事をさせて頂ける、このご縁に感謝いたします。」

小規模多機能センター&グループホーム出雲では、町の清掃活動、地域を巻き込んだお祭り、児童や老人クラブを対象とした認知症サポーター養成講座など、積極的に行っています。

ここ最近、プライバシーの問題や個人情報保護、犯罪予防という意識が強まり、以前と比べると、他人同士が必要以上に関わりあいを持たないような時代になりました。

そんな中、敢えて、お互いに顔を合わせたり、声をかけてもいいような「場作り」として、をすることで、地域のなかに何かしらの「縁」を紡げていけたらいいな、と考えています。

“福祉事業を通じて地域社会に貢献する”

サンキ・ウエルビィの企業理念に基づいて、これからも取り組んでいきたいと思います。

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