2017.09.27
出雲で認知症サポーター養成講座開催【島根】
こんにちは、サンキ・ウエルビィ小規模多機能センター&グループホーム出雲の永島です。
昨年に引き続き、今年も夏休み企画として『認知症キッズサポーター養成講座』を開催しました。
下が小学1年生~上が中学1年生まで、総勢17名の地域の子供さんたちが参加してくれました!
年齢別(小学校低学年、小学校高学年、中学生)にチームを分けて、養成講座をスタート。
はじめに、「認知症について知っていることは何ですか?」という質問に対して、
- 高齢者に多い
- 物忘れが激しい
- 何度も同じことを繰り返す
など具体的な返答があり、認知症の知識が一般の方にも浸透していってるんだなぁと感じました。
その後で、今年小学校低学年の夏休みの課題図書になっていた「ばあばはだいじょうぶ」という絵本を朗読しました。
この本を読む時、何回読んでも涙があふれてしまう場面があります。
「忘れてはいけない」とばあばが、いろんなメモを残していて、それを孫のつばさが見つけるシーンです。
なにもかも忘れて訳が分からなくなっているのではなく、分からなくなりそうな自分が怖かったり、悲しかったり、でも普通の生活を送りたくて一生懸命メモを残していたんだろうね・・ということを子供さんたちと話し合いました。
次にスタッフの寸劇を披露。
お財布がないと探し回るおばあちゃんと、また財布がないの?というお嫁さん。
「こんな場面であなたならおばあちゃんに何と言うかな?」と、子供さんたちに質問しました。
- すぐに思い出せるようにお財布置き場を作ろう!!
- 私も一緒に探すよ!
- 大丈夫だよ!必ず見つかるよ!
「では、お母さんには何て言ってあげるかな?」と問うたところ、
- 怒ると余計に悪化するからもっと優しく言ってあげよう!
- そんな時には一緒に探してあげようよ!
- お財布を入れるボックスを作ろうよ!
等々たくさんの意見があがりました。
本当に素直で純粋な子供さんたちの意見を聞かせてもらって、嬉しく思いました。
こんな子供さんたちがたくさんいる地域の未来は明るいと思います。
たくさん勉強した後は、おいしいかき氷を食べました。
おかわり自由にしているので、こぞって食べていました。
「お腹痛くなっても知らないよーー」と言いながら、皆で楽しく賑やかにおやつタイムを過ごしました。
最後に、認知症サポーター修了の印であるオレンジリングを一人ひとりに授与。
「今日からあなたたちは、認知症サポーターだよ!」と、腕にはめてもらったリングを高々と掲げて、皆でハイ、チーズ!
今年も素敵な時間を過ごさせて頂くことができました。
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
来年の開催に向けまた頑張ります。