2017.05.24
就労移行支援でBBQ【広島】
だんだん日差しが強くなってきましたね。
こんにちは、サンキ・ウエルビィ ウエルビィジョブ広島南の武田です。
先日、グループワークの『余暇活動』一環として、利用者さまと一緒に比治山公園でBBQをしました。
発達障がいの方に多い、
- 物事の優先順位をつけるのが苦手
- 物事を時系列に順序立ててひとりで組み立てるのは不得手
という特性に対して、娯楽を織り交ぜながらトレーニングを実施するのが目的です。
毎回利用者さまの誰かに幹事役を担っていただき、皆で話しながら計画を立てたり役割分担をしていただいています。
今回も事前に話し合いの時間を設け、時間配分や係を決めていただきました。
利用者さま同士、普段から仲が良くコミュニケーションが取れているため、皆さま活発に意見交換されていました。
スタッフも話し合いに参加しますが、話題があちこち飛んでしまっても基本的には口出しなしで黒子に徹します。
前回幹事をしたことがある利用者さまのアドバイスのもと、「雨天時はどうするか」「どのようなものを用意したら良いか」等、少しずつ計画を具体的にしていきます。
初めて幹事役になった利用者さま3名は、最初はとても緊張されていた様子でしたが、他の方がWEBで検索して必要情報を集める等の素敵なチームプレイに支えられて、最後まで役割を完遂することが出来ました。
BBQ当日は見事な晴天!
現地に到着し、慣れない手つきで準備を進め(一番手こずったのが“火起こし”でした・・)、なんとかBBQらしくなりました。
利用者さまオススメのお肉屋さんで買った牛肉がとっても美味しく、BBQは大盛り上がり。
「大変だったけど達成感がありますね!」「すごく嬉しいです」と皆さま満面の笑顔を見せてくださいました。
BBQの計画を立て、実行までやり切った事は、利用者さまにとっては貴重な体験だったと思います。
発達障がいのある方は、不器用なタイプが多いために、「危なっかしいので任せられない」等の理由で『経験する機会』が減ってしまったり、経験の少なさから引っ込み思案になったり、失敗したくないために無関心を装ったり、・・・というケースが少なくありません。
同じ目線で見守ってくれる仲間がいて、誰からも責められず、さりげなくフォローし合う環境というものは、障害あるなしに関わらず、人間が健やかに生きていく上で大切なことなんだろうなと実感します。
お一人お一人の特性や、バックグラウンド等をしっかり見つめ、良いタイミングでそっと後押しができるような支援をしていきたいと常々考えています。
『バランスの取れた黒子役』を目指し、利用者さまだけでなくスタッフも日々成長を重ねているウエルビィジョブでした。