2016.01.12
こちら訪問看護ステーションですVol.16(江波)【広島】
珍しくあたたかな寒の入りとなりましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか。
遅ればせながらですが、明けましておめでとうございます。
サンキ・ウエルビィ訪問看護ステーション江波の安田です。
暖冬のおかげか、毎年頭を悩ますインフルエンザが今年は大人~しくしてくれています。
大きな流行もなく利用者さまが元気に過ごされているので、このまま何事もなく春になってくれると良いのですが・・・。
もう一つ、冬場で頭を悩ませるのが“お餅の窒息事故”。
先日サービス付高齢者向け住宅ウエルビィ江波で行なわれたリーダー会議で、『お餅談義』が持ち上がりました(あ!駄洒落ではございませんよ!)
お正月に限らず御祝事の席にはよく登場する、縁起物のお餅。
日本人(特にお年寄り)は大抵好んで食べられると思いますが、皆さんもご存知の通り、『喉に詰まりやすい食材』でも有名。
過去5年間で毎年100人以上がこの窒息事故で救急車によって医療施設に運び込まれているそうで、多くは12月から翌年1月に集中してるようです。
お餅を食べたいと希望される利用者さまに、「どうぞどうぞ」とご提供するべきか、リスクを懸念してお断りをするべきか・・・
介護サービスとしてあるべき姿はどうなのか?施設側の責任やコンプライアンスから見たらどうなのか?という様々な観点から専門職同士で話し合いをしました。
その会議でまとめた“お餅の窒息事故予防”について、皆さまのご参考になればと思い、ここに載せておきます。
☆お餅を食べる時の注意点
・ひとりの時に出来るだけお餅を食べない
・おしゃべりする時は、お餅を飲み込んでから
・お餅の大きさを一口大にし、ゆっくりよく噛み、唾液・水分と混ぜてから飲み込む
・お酒をたくさん飲んでいる時にはお餅を食べない!
☆お餅が喉に詰まった時の対処方法
・背部叩打法:左右の肩甲骨の中間あたりを、何度も力強く連続して叩く。(手の平の手首に近いところで叩くと効果的)
・ためらわず119番通報!
リスクの回避の仕方をスタッフがきちんと知っておき、万が一の時も素早く対応できる体制でサービスを提供する。
何事に置いても言えることですが、いつでも適切に機能する体制作りというものは、日々の地道な積み重ねからだと思います。
今年も利用者さまの安全・安心な生活を支えるべく、スタッフ一同頑張っていきます!