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2015.03.12

こちら、訪問看護ステーションですVol.7(宇部)

山口では少しずつ春の気配が感じられるようになりました。

こんにちは、訪問看護ステーション宇部の野村です。

3月ということで、訪問看護をご利用して下さっている男性Aさんのお宅のお雛壇を紹介いたします。

サンキ・ウエルビィ訪問看護ステーション宇部_お雛壇-1

Aさんは今年でなんと101歳。(大正3年生まれ!)

ご自宅にあるこのお雛壇は、長女様が産まれた昭和20年代に奥様が県内をほうぼう探され、「これだ!」と思われた品をご購入されたとか。

珍しいあしらいと可愛らしい造りで、思わずため息が漏れてしまうほど。

毎年欠かさず、お孫さんのお雛さまと一緒に並べて飾っておられるそうです。

サンキ・ウエルビィ訪問看護ステーション宇部_お雛壇-2

訪問看護スタッフも立派なお雛壇を拝見させていただけるので、訪問に伺う日がとても楽しみでした。(笑)

Aさんは現在「要支援1」。

視力障害がありますが、日常生活での助けや介助はほぼ要らず、お風呂もお一人で入れる程お達者な方です。
そんなAさんの口癖は「ありがとう」。

Aさんを大切にされているご家族や今までご自分を支えてくださった方々に対して日々感謝して過ごしておられるそうです。

Aさんはいつも沢山のお話をしてくださいます。

お若い頃はまさに第二次世界大戦の真っ只中で、6年半もの間、兵隊として様々な戦地に向かわされたAさん。

戦争に行って何度も死ぬ思いをされたことや、食糧が果てた時はコスモスを茹でて食べて飢えをしのいだということもあったとか…。

また、畳屋を自営され長年商売を続けてきたAさんはよく、「『地域でうちの店が一番!』と思っていても、結局一番かどうかを決めるのはお客さんだから。」という話をして下さいました。

確かにそのとおり。

私たちも地域の方から選ばれる訪問看護ステーションにならなくては…、と含蓄のある言葉にスタッフ一同背筋が伸びる思いです。

Aさんとお会いできて本当によかった。

これからもお元気でご家族と一緒にお過ごしいただきたいと思います。

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