2014.12.12
こちら、訪問看護ステーションです(宇部)Vol.4
こんにちは、訪問看護ステーション宇部の野村です。
今回は医療×食事による生活支援をご紹介します。
日々の健康状態の維持や悪化予防を行う上で、「食事(栄養)」はとても大事な要素となります。
ご自宅で生活をされているご高齢者の中には、病気のために塩分やカリウム、たんぱく質、カロリーなどを制限されている方が少なくありません。
当ステーションの利用者さまの中にも、食事摂取を促したくても持病による制限があり、提供するお食事に悩む・・・といった方がいらっしゃいます。
利用者さまの健康状態に応じておいしい食事を提供できるよう、在宅訪問管理栄養士として活動をされている管理栄養士Tさんを講師に迎えて研修をすることとなりました。
第1回目の研修では山口西ブロックの訪問介護スタッフ、訪問看護スタッフ、ケアマネジャーが参加。
今回は栄養学の基礎知識や嚥下の機能と障害、消化管の機能などについて学び、今後は調理実習等も予定しています。
また、持病による食事制限・栄養状態の低下に悩まれている利用者さまのお宅を訪問し、Tさんと栄養評価、調理についての指導、栄養補助食品の導入などを検証。
制限食でもおいしく食事ができて栄養状態が改善されるように、利用者さまへの支援を進めていきます。
Tさんが最も大切にされていることは「食事制限があっても、食事を美味しく食べられるよう支援していくこと」。
お一人お一人の健康や生活の質を向上させるべく、私たち訪問看護スタッフは、かかりつけ医やケアマネジャー、訪問介護、デイサービスの担当者等との連携を常に行っています。
「食事」という専門領域もしっかり勉強しながら、利用者さまの生活を支えていきたいと思います。