2014.11.13
家族と一人暮らしの高齢者をつなぐコミュニケーションアプリの実証実験を行いました
11月1日(土)にサービス付高齢者向け住宅ウエルビィ江波にて、広島工業大学と株式会社システムフレンドが共同開発したスマホアプリを用いたコミュニケーションサポート機器の実証実験をおこないました。
ご家族と離れて暮らしていたり人と交流する機会が減ってしまった高齢者に対して、簡単操作で外部と通信・交流ができるようなスマートフォンアプリを開発。
実際に使っていただきその使用感を確かめるために、ウエルビィ江波の利用者さまとご家族に協力していただきました。
今回のウエルビィ江波での実証実験は2回目で、第1回目は昨年9月にありました。
第1回目の実験に協力してくださった利用者さまやご家族にインタビューをして得た評価を踏まえ、操作性や外観などを更に改良したものを今回使用。
機械の操作に苦手意識を感じる高齢者にも気軽に使用していただけるよう、スマートフォンに可愛らしいうさぎの着ぐるみを被せ、思わず撫でたり語りかけたくなるような愛くるしいデザインになっていました。
はじめに、利用者さまやご家族、スタッフや関係各社などがリビングに集まり、工業大学の学生さんによるシステムの概要説明・デモンストレーションを受けました。
そして実験開始。
リビングにいるご家族が専用スマートフォンに「おじいちゃん元気~?」と話しかけると、画像や音声を録画録音されます。ボタンを押してそのデータを送信。
利用者さまのお部屋に置いたうさぎの着ぐるみスマートフォンが、そのデータを受信。「メッセージが届いたよ。ぼくの顔にタッチしてね」と利用者さまにしゃべりかけ、顔に触れると先ほどのメッセージが再生される仕組みです。
前回の実験にも参加されたご家族からは「とても操作しやすかったです。私がお伝えした要望がきちんと反映されていて嬉しかったです。」という声も。
この開発が実をむすび、一人暮らしの高齢者と家族もっと交流しやすい環境になるよう願っています。
実験にご協力してくださった方々、各関係者の方々、本当にありがとうございました。